こんばんは、けーくんです。
今回は保育事業を手掛けているライクキッズ【6065】をご紹介したいと思います。
まず最初に断っておきたいのですが、ライクキッズは現時点で配当を出していません。
なので、配当金投資としての銘柄選びの参考にはなりませんが、後述する理由としてこれから数カ月の間に配当金を含めた株主還元策を開始する可能性が高い銘柄であり、現時点で割安な銘柄でもあります。
社名はコロコロ変わっていて、上場してからの社名変更履歴は
上場時(2012年8月上場):サクセスホールディングス株式会社
その後、ライク株式会社の連結小会社となった関係で、
2017年8月:ライクキッズネクスト株式会社に社名変更
2019年10月:ライクキッズ株式会社に社名変更
となっておりここ数年で社名を2回変更しています。
ライクキッズ株式会社【6065】の詳細についてみていこうと思います。
ライクキッズ株式会社【6065】ってどんな会社?
上場会社ライク【2462】の子会社(旧ジェイコムホールディングス)であり、東証1部に上場している保育事業を手掛けている会社です。
保育事業は政府から大きく期待されている分野であり、認可保育園に対する設備補助金や保育を受ける世帯に対する保育無償化等優遇策を多く受けることができている分野です。
これから先少子高齢化の影響により子供の数は減ることが予想されますが、共働き世代を増やしたい政府の思惑もあり、保育を受けたいと希望する人数は大きく減少しないのではないかと考えています。
保育事業は大きく分けると下記の二つの事業に分類されます。
受託保育事業
企業・病院・大学等が設置する保育施設を運営する事業です。
企業内託児所がある会社の多くは保育事業をアウトソーシングしていて、運営は保育関連企業に任せていることが多いです。
対BtoBの取引となり、多くの収益を上げられていない状態ではありすが、価格の改定を進めている状態です。
2020年第一四半期の決算では売上高9億7百万(前年同期比1.5%減)、営業利益は75百万円(同6.9%増)となりました。
公的保育事業
認可保育園や学童クラブの事を指します。
新規に保育園を開設すると設備補助金収入をもらう事が出来、保育を希望する人も保育無償化の恩恵を受けられるため、伸ばしていきたい事業であり、ライクキッズの事業の柱でもあります✨
2020年の第一四半期は補助金の収入が少なかったこともあるようですが、売上高は46億46百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は5億17百万円(同30.4%減)となっています。
ライクキッズ【6065】の配当と優待
現時点でライクキッズ【6065】は配当も出していませんし、優待制度もないので、正直言って配当金投資家にとっては全く魅力的ではありません。
29年の4月期までは配当を出しており、半期に10円ずつの計20円を配当としていました。当時配当性向は15.1%程度でありましたが、現時点では中長期的な施設整備を行うという名目で配当を停止しており、株主への還元を行っていない状態です。
ライクキッズ【6065】今後の配当・優待見通し
ライクキッズは現在、東証第二部への指定替え猶予期間に入っています。
指定替え猶予期間とは、
東証一部の上場基準に満たない銘柄を排除するためのもので、ライクキッズは現時点で株主数が2000人以上いなければいけない基準を満たしていないため、何も対策をしない場合、2020年度に東証二部へ降格となります。
IRでは株主増に向けてせ策を実施すると記載されていますので、何かしらの対策を取ってくる可能性が高いです。
1番手っ取り早いのは優待制度の実施ですが、同時に配当も再開してくれるのではないかと期待しています✨
ライクキッズ【6065】の投資妙味
ライクキッズは指定替え猶予期間に入っており、何かしらの対策をする可能性が高い銘柄といえます。
もし、配当を実施する場合、配当性向を20%と設定した場合でも当期利益に対する配当は30円弱となります。
現在の株価900円から3%程度の配当となる為、悪くはないのかなと考えています。
株価もPER6倍台と同業他社と比較するとかなり割安です。
同業他社との比較
銘柄名 | 証券コード | PER(倍) | 配当(1株当たり) | 配当利回り(%) |
テノ | 7037 | 16.2 | 8 | 0.91 |
幼児活動研究会 | 2152 | 14.3 | 14 | 1.37 |
JPHD | 2749 | 22.0 | 3.9 | 1.3 |
グローバルキッズ | 6189 | 7.2 | 0 | 0 |
ライクキッズ | 6065 | 6.2 | 0 | 0 |
次回の決算を第2四半期の決算を楽しみにしつつ、保有をしていく方針にしています。